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子供のおねしょを治すには。

さて、予告どおり、今日は子供のおねしょについての方剤をお知らせします。

小学校に通うようになっても、おねしょが治らない場合、中医学でいうと先天不足、腎虚の状態にあります。

その場合、よく使われるのが、桑螵蛸散です。この薬のメインはオオカマキリ、コカマキリなどの卵鞘です。固精縮尿、補腎助陽の作用があります。

ちなみに老人の夜尿にも、腎虚が関係しているのでこの薬が利用できます。

さて、こどものおねしょですが、「三分治療、七分調心情」といって、子供の心理負担を減らしてあげることが大事になるそうです。

先生の出合った患者さんで、10歳くらいの男の子ですが、おねしょが治らず、両親に連れられて病院にやってきました。

この子供のおねしょの場合、夢を伴うことが多いようで、夢の中でトイレに行きたいけど、なかなか見つからなかったり、トイレの戸が開かなかったりして、やっとトイレを見つけてほっとした瞬間におねしょするそうです。

そのため、両親に頼んで、夜中に一度起こして、トイレに行かせる様にしました。先生曰く、尿意を催したら、きちんと起きてトイレにいけるように練習するためだそうです。

普通なら、一定期間続けると、自然に起きてトイレに行くようになるそうですが、この子の場合、親が起こさないとやはりおねしょしてしまいます。

そこで、先生が子供に尋ねると、夢の中でトイレに行きたくなると、だれかが抱えてトイレにつれていってくれると話たそうです。この親は、子供を起こすのが面倒くさかったのか、眠っているところを抱えてトイレに連れて行っていたそうです。

そこで、先生は、必ず子供を起こすようにと命じ、しばらく続けたところ、きちんと起きてトイレに行けるようになったそうです。

別の子供は、両親が寝る前に水分を取らせないようにしたり、おねしょしないようにいろいろと試したようですが、やはりおねしょが治りませんでした。

ある日、両親は用事で家を一晩空けることになり、子供には、夜ジュースを飲んだり、夜更かししたりしないように申し付けて外出したそうです。子供は、言いつけを破って、ジュースを飲んだり、お菓子を食べて遊んだ後、眠りましたが、その日はおねしょをしなかったそうです。

戻ってきた両親は、おねしょをしなかったことを喜び、子供に何をしたか尋ねたところ、ジュースも飲んだし、お菓子も食べたけど、おねしょをしなかったと聞き、その晩から水分の制限などをやめて、好きなようにさせたところ、またおねしょをしてしまったそうです。

この場合、両親からの精神的ストレスがこどものおねしょにつながっていたようです(笑)。

このように、薬を処方するとともに、おねしょをする原因を心理面から考えてサポートしていくのが大事なようです。

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