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座月子について

上海に来て、初めて通った中国語学校の先生はちょうど妊娠していて、中国では子供を産んだ後に座月子というお母さんが養生する期間があると聞きました。昔は出産後1ヶ月は髪を洗わなかったり、ずっと座って(寝て?)過ごしていたそうです。

こちらはアイさんといって、お手伝いさんを雇うことがあるのですが、この座月子の期間だけ来てもらう特別なアイさんもいるそうですし、病院で座月子の間快適に過ごせるようになっているところもあるようです。値段は高いようですが(笑)。

食べ物も1週目に食べるもの、2週目に食べるものなどと決まっていると聞いて、とても興味があったのですが、詳しいことはわからないままでした。

今日、お目当てのお店の開店までに時間があったので、本屋さんをぶらぶらしていると「名中医写給女人的健康本」という台湾の女性中医師の方が書いた本に詳しく載っていました。

1週目は子宮の回復を助け、余分な水分や悪露を排除し、体力をつけて産後のうつ病にかからないようにするのが目的です。

食べ物としては、利水を目的として過度に補わないようにします。おすすめの料理は、「茶油猪肝」。鍋に茶油を温め、薄切りにした生姜を炒めて、その中に豚レバーをいれて八分目まで炒めて、鍋から出します。鍋に米酒300ccを入れて5分くらい煮詰めた後にレバーを戻し、1分ほど煮て、出来上がり。味付けは書いていないのですが、塩はできるだけ控えたほうが良いと書かれています。

なんだか、あまり美味しくなさそうな(笑)。そういえば、中国語の先生が味の無いものを食べるみたいですといっていた気もします。

2週目は子宮の収縮を助け、子宮下垂を予防し、骨盤内の回復や腰痛などの改善を目指します。

ここで、お勧めの料理は、腰痛を予防するために、「麻油腰子」となります。メインの材料は、豚の腎臓、ごま油。作り方は、鍋を熱して、ごま油を温め、薄切りの生姜を入れて香が出たところに、豚の腎臓とレバーを入れて炒め、塩、味の素?、酒を入れて味付けします。火が通ったら出来上がり。

3週目は、悪露もだいたい排出し終わり、帝王切開の傷も治りつつあり、体力の回復が目覚しい時期です。ただ、甘いものや高カロリーのものは体重増加につながるので、控えたほうが良いでしょう。

お勧めの料理は、「八珍土鶏湯」。八珍湯という方剤でウコッケイを煮込んでスープにします。

4週目は悪露の排出も終わり、体の状態も安定してきているので、やはりカロリーの取りすぎには気をつけます。

座月子の最後の週にあたり、しっかりと体の調整を仕上げるためにお勧めの料理は、「十全排骨湯」です。十全大補湯という方剤で、スペアリブを煮込みます。味付けは塩と酒です。

今回は、食事をメインにして抜書きしましたが、体操とか個々の症状(便秘とか頭痛など)、季節による食事の調整なども書かれているので、またご紹介します。

このように、4週間かけてゆっくりと母体を整えてあげることは良い習慣ですね。ところで、少子化問題の対策にお母さんの養生も含まれているかしら。

この本には、月経不調、生理痛、おりもの、内分泌失調、座月子、抗老化、更年期などの項目で書かれているので、また他の症状についてもご紹介していきたいと思います。

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