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不眠には中薬を使ってみる?

方剤学の授業の先生は、臨床上の話を沢山してくれます。

サイドストーリーといってはなんですが、自分の体験からお話をしてくれるので、とても分かりやすいんです。

今日は、胃気上逆の話で、ゲップや嘔吐などを説明するときに、実演してくれましたし(笑)。

最近は、安神剤の話のときに、不眠症に使う方剤の説明が面白かったので、ご紹介します。

不眠症を中医薬で治したい場合、西洋薬(たとえばハルシオンとか)を使って効き目が悪くなってから切り替えると効果があまりよくないので、不眠を感じたら、始めから中薬で体調を整えていくことが良いようです。

ただ、不眠に使われる方剤の中には、鉱物類などが含まれ、これらは脾胃に負担をかけるので、長期間の使用は控えるか、脾胃を守る薬を配合することが必要です。

安神剤の中に酸棗仁湯というものがあります。この主治は、肝血不足、虚熱内擾といって、簡単に言うと頭脳労働者の不眠の状態に効果があります。

この方剤のエピソードとしては、昔は学校の授業をこなし試験を受けた後、臨床実習を行えばそのまま医師になれたようですが、先生が卒業のころ、突然卒業試験(医師国家試験?)が新たに追加されることになったそうです。

そのときに、すでに臨床実習をしているのに、試験の科目は「四大経典」と呼ばれる古典についてだったため、試験の前に必死に勉強しなければならなかったそうです。

試験勉強のストレスで、眠れない日が出てきたため、同級生が睡眠薬(西洋薬)をくれたそうですが、初めて飲むものですし、効き目が良すぎたのと持ち越し効果で、次の日は頭がもうろうとして、その日の試験は人生でもっとも悲惨な成績だったそうです。

そのため、西洋薬には頼らないことにしようと考え、酸棗仁湯を思い出し、それを使ったところ、ちゃんと眠れて、朝の目覚めもすっきりし、試験もばっちりだったそうです。

酸棗仁湯は、仁とあるように、サネブトナツメの成熟種子なので、この固いものは脾胃に負担をかけるので、長期の使用は控えたほうがよいようですが、試験前のストレスで眠れない場合は、使ってみても良さそうです。

先生曰く、授業で習っているのだから、自分で試してみることで知識も深まるので、これからの試験期間に不眠になったら、使ってみるようにと勧めていました。

色々考えすぎて、眠れない場合は、使ってみるのもよいかもしれませんね。

私の場合、眠れないというよりは、眠りすぎるほうが問題なので(笑)、使う機会はしばらく無いと思いますが・・・。

次は、来週の火曜日の試験が終わった後に、子供のおねしょに効果がある薬の紹介をしたいと思います。

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