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インフルエンザ対策で発表された中成薬

検索ワードを確認していたら、新型インフルエンザ対策の中成薬について調べられているものがあったので、ここでもう一度復習しておきたいと思います。だんだん収束しているとはいえ、やはり対策は大事ですよね。

5月3日付け 新聞晨報より

中医弁証治療は3つの型に分けて行う。

1号方:毒邪犯肺

主証:発熱、悪寒、喉の痛み、頭痛、筋肉の酸痛、咳

治法:清熱解毒、宣肺透邪

基本方:麻黄、杏仁、生石膏、柴胡、黄芩、牛蒡子、キョウカツ、生甘草

加減:咳が明らかな場合は、浙貝母、枇杷葉を加える。発熱が明らかな場合は、羚羊角粉を加える。

常用中成薬:連花清瘟胶嚢、銀黄類製剤、双黄連口服製剤。

蓮花清瘟胶嚢:連翹、金銀花、麻黄(炙)、苦杏仁(炒)、石膏、板藍根、綿馬貫衆、魚腥草、広藿香、大黄、紅景天、薄荷脳、甘草

銀黄類製剤:金銀花と黄芩を含む製剤

双黄連口服製剤:金銀花、黄芩、連翹

2号方:毒犯肺胃

主証:発熱或いは悪寒、悪心、嘔吐、腹痛下痢、頭身、筋肉の酸痛

治法:清熱解毒、化湿和胃

基本方:葛根、黄芩、黄連、蒼朮、藿香、姜半夏、蘇葉、厚朴

加減:腹痛が明らかな場合、白芍、炙甘草を加える。咳が明らかな場合、杏仁、蝉蛻を加える。

常用中成薬:葛根芩連微丸、藿香生気製剤等

葛根芩連微丸:葛根、黄芩、黄連、甘草

藿香生気丸:広藿香、紫蘇葉、白芷、白朮(炒)、茯苓、桔梗等

3号方:毒邪壅肺

主証:高熱、咳、胸悶憋気、喘促気短、煩躁不安、甚だしい場合神昏譫語(高熱で、咳が出て、胸の辺りが苦しく、呼吸が浅く、イライラし、甚だしい場合は意識が混濁し、うわごとを言う)

治法:清熱瀉肺、解毒化瘀

基本方:麻黄、杏仁、全カロ、桑白皮、生大黄、生石膏、赤芍

加減:高熱が持続し意識混濁、うわごとを言うものには、安宮牛黄丸を加える。手足が痙攣するものには、羚羊角粉、広地竜等を加える。大便が出ず、腹部が張っているものには、生大黄の量を多くし、芒硝を加える。

常用中成薬:痰熱清注射液、血必浄注射液

痰熱清注射液、血必浄注射液以外の中成薬については、「中薬非処方薬安全使用完全手册」から薬物組成を引用しました。

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コメント

はじめまして。
昨日、中成薬について調べていてここにたどり着きました。
とてもおもしろいHPですね。
私は漢方医(中医)をしています。
今日も遊びに来てみたら・・・
それ私です、みたいな(笑)

私の師匠は中国人ですが、私自身は中国に行ったことがないので、まー君さんの話はとても新鮮で楽しいです。
これからもいろいろ教えてください。m(_ _)m

投稿: パロタン | 2009年6月11日 (木) 00時14分

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