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国家基本薬物目録

8月18日に国家基本薬物目録が発表されました。

これは、WHOなどでも取り上げられているエッセンシャルドラッグの中国版という感じでしょうか。

HPを調べると一般用医薬品リストと訳しているものもありましたが、「基层医疗卫生机构配备使用部分」となっているので、小区などに設置されている小さな医療機関に最低限備え付けておくべきものという感じではないかと思います。

中国は広いので、都市部と農村部の医療格差が問題となっているようですが、医療の公平性を確保するために、医療改革が行われているようです。

このリスト、第1部が化学薬品&生物製剤で合計205種類、第2部は中成薬で102種類、第3部は中薬飲片で、これは中華人民共和国薬典やその他の衛生部の発表している基準に順ずるようです。

基本リストということで、日本の医療用医薬品に比べるとかなり数が絞られています。

例えばセフェム系の抗生剤は4種類(セファゾリン、セファレキシン、セフロキシム、セフトリアキソン)、降圧剤にはARB(アンジオテンシンⅡレセプターブロッカー)は含まれていないようです(Compound Hypotensive とあるけれども、中国語では复方利血平氨苯蝶啶と書いてあるので、レセルピンの合剤みたいです。)

喘息の薬もサルブタモール、アミノフィリン、テオフィリンの3種類です。抗がん剤はリストに入っていません。

この基本リストは、基本医療衛生の需要、剤型の適切性、価格の合理性、需要に応じた供給量を保障できることなどを考慮して設定されているとのこと。

こうみると日本でも話題になったことのあるプライマリ・ケアのための薬剤リストのようですね。対応できないものはきっと大病院で治療を受けることになるのでしょう。

久しぶりに薬剤師らしいことを書いたような

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医療」カテゴリの記事

コメント

このブログに出会えたことに感謝。
じっくり読んでみます。ありがとうございます。理解不能のときにはSOSを発信します。時間の出来たときに教えてください。

投稿: gennki?naobaachann | 2009年9月11日 (金) 19時48分

gennki?naobaachann様
コメントありがとうございます。SOSいつでも受け付けていますよ。いつでもどうぞ。

投稿: まー君 | 2009年9月12日 (土) 20時29分

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