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2009年11月の8件の記事

痛経について

女性が毎月迎える友達、月経について、特に痛みについての記事をいくつか紹介したいと思います。

中国の女性の間では「老朋友」とも呼ばれています。が、痛みに悩む方も多いのでは、ないでしょうか?

特に、寒い時期、気のめぐりが悪くなると、不通則痛といって、痛みがひどくなることがあります。

まず即効性のある、按摩から。

1)掌を重ねてお臍にあて、そこから時計回りに30回から50回、お腹をさする。

2)臍から人差し指と中指を揃えた幅分下がったところに気海というツボがあります。ここを指でぐりぐりと刺激を与えます。1分から3分。

3)臍から人差し指から小指まで揃えた幅分下がったところに関元というツボがあります。ここも指でぐりぐりと刺激を与えます。1分から3分。

4)両手を背中の腰の部分にあて、上下にさすります。3分から5分。温かく感じられればOK。

5)座って、内くるぶしから人差し指から小指まで揃えた幅分上の脛骨の脇に三陰交というツボがあります。そこを親指で押します。1分から3分。

次に、お茶をご紹介。

1)月季花茶

月季花(コウシンバラのつぼみ)30gにお湯を注ぎ、15分待ってから飲む。血の滞りをスムーズにしてくれます。月経不調(周期が定まらないなど)の場合、お勧めです。

2)玫瑰花姜茶

メイグイファ(マイカイのつぼみ)15gを取り、細切りにした生姜15gを加え、熱湯を注ぎ15分待ってから飲む。こちらも気や血のめぐりを良くし、血の滞りをスムーズにしてくれます。生姜は温める作用があります。甘くしたい場合は、黒砂糖を加えてください。

どちらもお花のお茶ですが、少し苦味があります。飲みやすくするには、ウーロン茶などに混ぜるとよいかもしれません。

毎月のものですので、なるべく快適に過ごしたいものですよね。お悩みの方、試してみてください。

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立冬と小雪

11月に日本へ帰ってばたばたしているうちに立冬と小雪を迎えていました。

そこで、今日は2つまとめてご紹介します。

立冬はまさしくここから冬が始まることを意味しているのですが、中国は広いので(笑)、長江以南の地域は小雪からが冬の本当の始まりということになります。

冬は蔵精の時期でして、まず「早寝遅起き」が養生の秘訣となります。

蓄える時期とはいっても、家の中に閉じこもってばかりではいけませんthink

手袋、帽子、マフラーなどの防寒対策をして、外に出て日光浴をしましょう。(冬場のうつ症状にも良いようです。)

運動ではなんと縄跳びが気血の巡りをよくするし、健脳の効果があるそうです。場所が確保できるかたは試してみてください。5分くらいで良いそうです。

その他、寝る前に足の裏をこすることで、補腎になります。

私も悩まされるのですが、冬場は皮膚が乾燥してかさかさになりがちです。中薬では麦冬、天冬、アマドコロなどの滋陰のものをとることがお勧めです。簡単なのは、クコの実を食べること!

冬場のお勧めの食品は、黒色をしたものです。(腎に働きかけます。)例えば、黒米のご飯にしたり、きくらげ、椎茸類をとったり、鶏肉を奮発してウコッケイの肉にしてみたりなど。そうそう、イカもお勧めです。

寒い時期なので、お粥のバリエーションをご紹介します。

1)黒ゴマ粥:白米に黒ゴマを混ぜて、お粥にする。

2)百合根小豆粥:白米、百合根、小豆を混ぜて、お粥にする。

3)栗入りもち米粥:もち米でお粥を作り、栗(甘栗でもOK)を入れる。

私は最近、近くの市場にある甘栗やさんで、10元分甘栗を買ってます。500g13.8元の一番高級なもの(笑)を選んでますが、とっても美味しいですよ。この時期、上海へ旅行に来られるかたは、蟹だけじゃなく甘栗も食べてみてください。

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中薬学期末テストの重点

今日で、中薬学の授業は終わりです。あとは12月23日の試験を残すのみ・・・。

そこで、期末テストの44点分の重点が発表されたので、記録として残しておきます。

1)効能題 3点X8問

槟榔, 三七, 茜草, 川芎, 延胡索, 乳香, 益母草, 牛膝, 桔梗, 苏子, 磁石, 天麻, 冰片, 当归, 阿胶, 海螵蛸のうちから8つ

2)比較題 5点X2問

牡蛎vs龙骨, 半夏vs天南星, 白术vs苍术, 龟甲vs鳖甲(この中から2つ)

3)簡答題 10点

止血薬、平肝息風薬、補虚薬の概論を述べよ。(この中から1つ)

2週間お休みしていたので、がんばって暗記しなければ。

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小児のインフルエンザ対策(昨日の補足)

昨日、新民晩報の記事を載せましたが、先週の中医薬報に小児の中医薬治療指南が載っていましたので、追加します。

まず、児童清感2号方は、热毒袭肺型を対象にしています。症状は、高熱、咳、ねばねばした痰、または吐き出しにくい痰、口が渇く、喉の痛み、目が赤い、舌が赤く苔が白い、脈は滑数。

煎じ方は適量の水を入れて、200ccになるまで煎じます。(昨日の記載と違ってますが、多分こちらが正解と思われます。昨日の記事は訂正しました。)

1回100cc、1日2回服用します。就学前の子供には半減します。

その前に、まだ邪気が体表にあるときは、风热犯卫型となります。

症状は、発病初期で、発熱または熱が高くない状態、喉が赤く痛みがある、軽い咳と痰が少し、鼻づまり、鼻水、舌は赤く苔は薄い黄色または、薄く粘りがある、脈は浮数

処方:金银花, 连翘, 桑叶, 神曲 各10g, 菊花, 炒杏仁, 牛蒡子, 苏叶, 薄荷(后下) 各6g, 茅根, 芦根 各15g, 生甘草 3g

適量の水を加え、200ccになるまで煎じて、1回100cc服用し、1日2回。就学前の子供には半減する。症状の改善状況をみながら、3から5日服用する。

舌苔が厚く粘りがある場合は、藿香を追加する。下痢をしている場合は、葛根を追加する。喉の痛みが激しい場合は、板藍根を追加する。

この新聞によると、11月12日12時現在の集計では、上海市の累計患者数は1538例で、重症例は2例とのことです。ずいぶん少ないですね・・・。

どこかの記事で見かけたのですが、思い悩むのは中医学的には良くないことなので、新型インフルエンザを過度に怖がらず、手洗いうがいをきちんと行い、食事などに気をつけるようにすることが一番の予防になるようです。

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児童清感2号方

今日から学校に復帰しました。

最初から、超早口な先生たちの授業だったので、ぐったりですgawk

午後の中医内科の先生が今日の新民晩報に中医薬を使った新型インフルエンザの予防法についての記事が載るとの紹介があったので、早速学校の帰りに買ってきました。

予防については、「扶正袪邪」。これは、規則正しい生活を送って、精神状態も安定に保ち、正気を保つとともに、邪気を寄せ付けないために、手洗いうがいを行うこと。

中医薬では、どくだみ、板藍根、大青葉などがインフルエンザの予防に有効である。喉が乾燥気味の人は、葛花、菊花、蜂蜜をお茶代わりにとったり、虚弱体質で風邪にかかりやすい方は、オウギや西洋参をお茶にして飲むと良い。

などなど、一般的なことに中医薬がちょこっとついたような記事でした・・・。

一番目を引いたのは、欄外に書かれた、中華中医薬学会が推薦する「児童清感2号方」です。

中医師の指導の下、使用することとなっていますが、冬場の子供の肺熱咳喘に有効だそうです。

組成:炙麻黄3g 杏仁6g 生石膏(先下)15g 知母6g 金银花10g 牛蒡子6g 浙贝母6g 黄芩9g 芦根15g 青蒿10g 生甘草3g

用法:200ccになるまで煎じて、100ccを服用する。病状が重い場合は、1日2回、6時間おき。小学校へ上がる前の児童には半減。

(中文では、每剂水煎200毫升, 每次口服100毫升となっています。)

有効性についてのデータや記事は探してませんので、興味のある方は調べてみてください。

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明日上海へ戻ります。

寒くなりましたね。

今はまだ実家なのですが、横浜の兄の家にこれから移動して、明日は上海へ戻ります。

全日空の成田上海間の便が減ったので、ちょっと不便になってしまいました・・・。

さすがに2週間のんびりしたので、早く上海へ帰りたいです。

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ブログお休みしてます。

11月5日に祖母が亡くなったため、今実家に帰ってきています。

もう1週間経つと思うと早いものです。

森繁久弥と同じ、大正2年生まれの96歳でした。

うちは両親が共働きをしていたので、私が大学で家を出るまで、祖母が毎日うちに来て食事の世話や家事をしてくれていたので、母親が亡くなったような感覚です。

祖母は自宅介護で、夏はまだ椅子に座って1日を過ごしていたのですが、10月の終りにはベッドに寝た切りになったようです。10日くらいで眠るように息を引き取ったとのことです。

来週までこちらに滞在して、上海へ戻る予定です。

上海へ戻るまで、しばらくブログはお休みします。

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中医小話

今週は、試験も終わって一息入れようと、授業に関係ない本を読んでいました。

「感悟中医」という本の中で、昔の中医師は文学的素養もあったとのことで、小話がいくつか紹介されていました。

その中で、なかなか面白かったのを1つ紹介します。

昔、夫に先立たれた妻が子供と2人で暮らしていました。そのうち子供はお金をかせぐために違う土地へと商売へ行きました。

時が過ぎても、子供は帰ってきません。母親は心配のあまり、病気になってしまいました。

そこで、母親を診察した中医師は母親にいいます。「処方箋を書くので、これを子供に送りなさい。」

母親は言いつけどおり、子供に送りました。

実家から手紙を受け取った子供は、中身が処方箋で母親が病気としり、慌てて薬局へ行き、薬を用意してもらおうとしました。

薬局の店主は処方箋を見て、笑って子供に一言。「薬は必要ない。すぐに実家に帰りなさい。」

不思議がる子供に、説明しました。

処方箋に書いてあった薬剤は「生地、知母、独活、相思子、乳香、当帰、熟地、合歓」

生まれた土地を離れ商売をしているが(生地)、時がたっても帰ってこない。母親が一人寂しく生活し(知母、独活)、お前を思っていることを知っているか(相思子)。母親がお乳を与え、大きく育てたのを覚えているか(乳香)。母親は、お前がふるさとに帰ってきて(当帰、熟地)、一家がそろい、楽しく暮らすことを望んでいる(合歓)。

↑なかなか良いお話だと思いませんか?直接的に伝えるのではなく、薬草の名前を使って、思いを伝えることができるなんて。

たまにはこういうお話を読んで、中医学の面白さを再発見するのも良いですね。

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