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さるのこしかけ

私は色々と連想していくくせがあるのですが(笑)、ここのところ雨続きで、湿気も多く体のだるい状態が続いているので、湿気とりをしなければと一番に思いつくのが、ブクリョウと呼ばれる中薬です。

これ、サルノコシカケ科のマツホドというきのこの一種の菌核ですが、まわりをそぎ落としているので、真っ白な物体になっています。

北京では、ブクリョウ餅といって、薄いせんべいの間に、あん(ジャムみたいな?)をはさんだお菓子が売られていました。

白い塊なんで、砕いて粉にして、他の粉物に混ぜて使うこともできるし、なにより味が淡白なので、料理の邪魔をしません。利水滲湿、健脾安神の作用があります。

きのこ類のほかの中薬はというと、チョレイ、レイシなどが挙げられます。ブクリョウとチョレイは利水滲湿薬、レイシは養心安神薬です。レイシは強壮剤としても昔から用いられたようです。

日本のきのこ類のお薬はというと、レンチナン、クレスチンという免疫増強剤があります。昔、お勤めしていたときに、癌の関係のお薬を担当していたのですが、作用機序(薬がどうやって効くか)がはっきりしなくて、あまり使われていなかったんですね。でもネットで調べると、まだちゃんと販売されているようです。免疫って最近話題ですもんね。

他にアガリクスといものが販売されていますが、これは医薬品ではありません。レンチナンとクレスチンは臨床試験もやって、承認されているお薬です。きのこ関係ということですが、やはりそこのところの区別には注意しましょう。

で、さるのこしかけと聞いて、いつも思い浮かべるのは、森の中の木に大きな傘のきのこが生えていて、そこにさるが腰掛けている姿です(実際には座らないですよね・・・)。

上海中医薬大学の構内には中医薬博物館があって、そこには本当に大きなレイシが飾ってあります。それを見るたびにこれだったらさるは安心して座れるはずだわといつも思っていました(笑)。

湿気を取る薬から、森のさるにまで連想が続いてしまった・・・。これから梅雨の季節に入りますので、上手に体の中から湿を出していかなければ。

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