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生薬の覚え方7-1

祝日の本日は、ぽかぽか陽気でしたね。でも夕方はやっぱり寒くなってきました。

今日は新しい暗記法のご紹介です。異部擅長法と題されていまして、これは、茎や葉、花など、形状が似たようなものは、働きも似ているので、まとめて覚えていきましょうという感じのようです。

本草诗解药性注という本には、このような言葉が載っています。

质轻上行入心肺, 质重下行入肝肾, 中空发汗内攻实, 枝达四肢皮行皮, 为心为干走脏腑, 枯燥入卫润入营, 上下内外以此分, 气血亦以类相从

簡単に言いますと、軽いものは上にいって心肺に入り、重いものは下に行って肝腎に入る、中が空洞のものは発汗し、枝は四肢に働き、皮は皮に働く・・・といった感じですね。

ということで、この法則に当てはまるものを紹介していきます。

1.中空発汗

①麻黄:茎は中が空洞。

②蝉蛻:蝉の抜け殻。なので当然空洞です。散風熱、透疹、解痙。

③升麻:根茎の断面は放射状の花紋があり、中間に隙間がある。発表透疹、解毒升陽。

④木賊:茎は円柱状で中が空洞。疏風熱、退翳膜。

⑤紫蘇梗:茎梗は空洞。発表散寒、行気寛中。

⑥荷梗:荷葉の葉柄。清暑解表、通気寛胸。

⑦藿香:梗茎は中空。理気和中、解暑辟浊。

⑧葱白:青葱の根に近い白い部分。

2.以枝達枝

①桂枝:桂樹の乾燥した若枝。

②桑枝;桑の樹の若枝。袪風通絡、通利関節。

③桂枝尖:若枝のさらに先っぽ。温通四末。

④笋尖:竹の子の尖端。透膿排毒。

⑤甘草梢:甘草の末梢。止痛。

3.以皮行皮

①冬瓜皮:冬瓜の表皮。清熱、利水、消腫。

②茯苓皮;茯苓の表皮で黒褐色。利水消腫。

③生姜皮:生姜の表皮。利水解表。

④黄蓍皮:黄蓍の根皮。固護衛陽。

⑤桑白皮:桑の根の表皮。瀉肺平喘、行水消腫。

⑥大腹皮:びんろうの果皮。下気寛中、利水消腫。

⑦五加皮:五加の根、茎の皮。散風勝湿、強筋健骨。

⑧象皮:象の乾燥した外皮。斂瘡生肌。

⑨木槿皮:木槿の根皮。殺虫療癬。

4.以心清心

①蓮子心:蓮の実の中心の緑色の芯。清芯泄熱、安神止渇。

②連翹心:連翹の蒴果の種。清熱解毒、安神清心。

③竹葉心:初めてでる巻いた若芽。清心熱。

④麦冬心:麦冬の乾燥した紡錘状の塊根の中にある一筋の芯。通常は取られる。清心熱、養肺陰。

今日はここまで。

そういえばチャングムの誓いの中で、医女の修行を始めたときに、チャンドクさんが麦冬の芯を取り除くのをチャングムに命じてましたよね。

芯を残したままだと効能が違ってくるので、こういう処理も大事なんですね。

チャングムもまた見直そうかな・・・。

出典:新编 中药记忆法 金盾出版社

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