« 生薬の覚え方11の4 | トップページ | 久しぶりに本の紹介です。 »

今日は大寒です。

大寒は二十四節気の最後の節気と言われています。

今年は、「从冬到夏 谈养生 中医养生与二十四节气」という本から養生法を紹介していきます。

だいたいどの本も似ていることが書かれているのですが、まずはこの季節は1年で一番寒いということで、大寒という名前になっています。

中国は広いのですが、この時期はまあどこも寒くなっているんですね・・・。

この時期は陽気は体の中に静かに蓄えられていなければなりません。この体の中の陽気の要は中医学でいう腎なので、腎を重点に養生を考えています。

で、中心は食事ですね。この本で紹介されているメニューはこちら。

1.羊肾枸杞粥

材料:クコ30g、米100~200g、羊腎1対、塩、生姜、葱、調味料少々

羊の腎は外側の脂膜を取り除き、切り分けて、適量の水に入れて煮ておく。別の鍋に米と適量の水を入れて煮て、お米が煮えたら羊腎とその煮出したスープ、クコを入れて塩やその他の調味料を入れて数分煮たら出来上がり。

腎陰不足の陰血欠虚、腰痛、寝汗、などに良い。

脾虚でおなかを下す人はだめ。

2.羊肝胡萝粥

材料:大根100g、米150g、羊肝150g、塩、ニンニク、生姜、葱、料理酒、調味料

先に大根を角切りにして、米と煮てお粥にする。羊の肝は切り分け、塩、料理酒、生姜を混ぜたものを揉みこみ、数分置く。別の鍋を熱して、油を温め、ニンニクを入れて香りが出たら、そこに羊肝を入れて炒める。そして、お粥の鍋に加え、調味料で味を調えたら、出来上がり。

目がかすんだりする肝虚の人にお勧め。

羊肝は、小豆、生の胡椒、梅とは一緒に食べてはいけない。

3.排骨汤

豚の骨付きスペアリブ250g、ラード50g、味精(中国の味の素みたいなもの)、料理酒、塩、葱の白いところ、生姜片適量

スペアリブは洗って、長さ4.5cm、幅3cmくらいの大きさに整える。鍋にラードを入れて熱し、スペアリブを入れて10分ほど炒める。肉が白くなったら、塩、生姜片を加えて、軽く炒め、450ccの水を加える。そのまま、2時間ほど煮て、味精、料理酒、葱の白いところを入れて、砂鍋に移し、中火で約30分煮る。

滋陰強体の効果がある。

4.老北京涮羊肉

羊の肉のしゃぶしゃぶです。たれに、チーマージャン(ゴマ風味)や紹興酒、韮の花、らー油など、いろんなもの、スパイシーなものを入れて、食べる。

これは、中国北部の冬の食べものです。

日本でもドーナツ風の鍋でしゃぶしゃぶは食べますが、中国のは真ん中がびよーんと上に伸びた変わった形の鍋でした。

この時期は、体を温めて強くするために動物性のたんぱく質が好まれます。動物性のものは「血肉有情」の品といって、補う効果が高いんですね。

油を使いすぎないなど、注意して食べれば、冬の寒さから守ってくれるものになると思います。

ちなみに上記メニューで、日本で気軽に作れそうなのは、排骨湯と羊のしゃぶしゃぶくらいでしょうか・・・。

食生活の違いって、面白いですね。

インフルエンザ、流行っていますよ。寒さの厳しい時期、上手に養生して風邪を撃退しましょう。

そうそう、参考にした本ですが、各節気の後に節気とは関係なく、中医豆知識が書いてあります。

今回は、中薬の内服について紹介されていました。後は薬食同源についても載っていたので、また次回紹介します。

|

« 生薬の覚え方11の4 | トップページ | 久しぶりに本の紹介です。 »

二十四節気」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 生薬の覚え方11の4 | トップページ | 久しぶりに本の紹介です。 »