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今日は啓蟄です。

前の節気の雨水は、結局記事にできませんでした。すみません

今日は、もう啓蟄なので、こちらの記事を書かせていただきます。

今年の節気は「从冬到夏谈养生 中医养生与二十四节气」という本から紹介しています。

この頃から春の雷鳴が聞こえるようになり、その音で冬眠していた小動物や虫たちが目を覚まして活動を開始する様子から「啓蟄」という名前になったようです。

啓蟄の三候(5日間ずつ3つに分ける)を表す言葉として「一候桃始华, 二候仓庚鸣, 三候鹰化为鸠」というものがあり、桃の花が咲き、鶯が鳴き始め、ツバメがやってくる季節を表しています。

この時期は衣服の調節に気をつけなければなりません。春になったからといって、まだまだ寒い日が続いたりしますので、「下厚上薄」を心がけます。春物の洋服が出回っていますが、上半身は薄着でも下半身はしっかり防寒しましょう。

どの節気でもそうですが、体質に沿った養生法を行うことが大事です。

陽虚体質:1年を通じて、体を鍛えることが大事です。散歩や早歩き?、太極拳など戸外で行う軽い運動を続けましょう。日光に当たることは陽気を増やします。また陽気が不足している人は、気分がふさぎがちになるので、音楽を聴いたり、気の合うお友達とおしゃべりをしたりしましょう。春夏は養陽という養生の原則があるのですが、陽を補う肉類、羊や鶏肉を取りましょう。

陰虚体質:陰虚の方はイライラしたり、怒りっぽい状態になっています。そこで、「恬淡虚无, 精神内守(あっさりして無欲となれば、精神は内に保たれる)」の原則に戻り、冷静沈着に物事を捉える訓練をしましょう。海辺や山などに行って休暇を過ごすのもお勧めです。この時期には、あっさりした食べものを取ることをお勧めします。豆腐や魚、野菜などです。また潤す作用のある、なまこや白木くらげも取るとよいでしょう。辛いものの取りすぎには注意してください。

痰湿体質:ちょっと太り気味で動くのがいやなタイプの方です。散歩や早歩きなどを心がけましょう。痰湿体質の人は、健脾利湿、化痰キョ湿の食べものを取ることが大事です。例えば、大根、扁豆、キャベツ、蚕豆、たまねぎ、海苔、くらげ、銀杏、びわ、棗、はと麦などです。甘くて油っぽい食べものは控えましょう。

血瘀体質:顔色が悪く、唇の色が暗く、皮膚が乾燥し、目の下にくまが良くできる方。活血化瘀の食べものをとりましょう。桃仁、黒豆、アブラナ科の野菜、クワイ、酢など。またサンザシやピーナッツを使ったお粥を食べるのもお勧めです。血瘀体質の方は気が滞ることも多く、気分も優れない状態になることがあります。生活に楽しみを取り入れ、気血の流れをスムーズにしましょう。

この時期、送別会などの集まり、新しい生活への準備など、生活の変化が多い時期ですので、気分転換を上手にして、楽しい春を送りましょう。

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