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柴胡疏肝散

清明の記事のコメントでパロタンさんが春は肝の疏泄作用に問題がある場合、体のトラブルを招くので、柴胡剤を使うことが多くなると教えてくれましたが、柴胡剤の中に含まれる方剤で気になっているものがあります。

それは、「柴胡疏肝散」

方剤的には、四逆散の附方ということで、四逆散から枳実を取って、陳皮、川芎、香附子、枳殻を加えたものになります。

主治は肝気郁滞で、わき腹が痛くなったり、ため息をつきやすかったり、ふさぎ込んだり、逆に起こりやすくなったり、お腹が張ったりする症状に使われるようです。

方剤学の先生は最近は四逆散よりこちらの柴胡疏肝散の方を使うことが多いといわれ、たしかに中医内科学の教科書でも肝郁気滞が原因と考えられる場合は、この方剤が紹介されています。

日本だとこの方剤は、医療用漢方薬として承認されていないみたいですね。

私としては、案外この方剤は、女性の肝気郁結の場合に使い勝手が良いのではないかと思うのですが、机上の勉強だけなので、実際に臨床ではどのように使われるのか、教えてもらえると助かります。

組成をみると、気と血を巡らす作用が強そうですが・・・。

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方剤」カテゴリの記事

コメント

こんばんは!

柴胡疏肝散、その名の通りという感じですかね。
私も今のところ煎じでも使ったことがありません。
ですから提供できるほどのものは何もないのですが、処方構成からみて非常にいい薬だと思います。
枳実の代りに陳皮、枳殻を加えた方が理気は強くなると思います。
枳殻は残念ながら保険では使えないんですね。
それに香附子も理気剤ですから全体的に理気が強く疏肝に非常に向いていると思います。エキスでは四逆散ですが、一般的にはやはり柴胡疏肝散が理気の代表的な処方になると思います。
香附子は私も比較的よく使っています。
今はちょっと制限があるので柴胡疏肝散は使えていないのですが、そのうち枳殻を枳実に変えて使っていきたいと思います。
ただ、これは臨床的なことなんですが、理気が強いと気虚がある人は逆に気を消耗して具合が悪くなります。ですからそういう場合は一緒に補気しておくことが大事になります。

投稿: パロタン | 2011年4月 9日 (土) 00時29分

ちょっとだけ付け加えます(笑)

川窮も入りますし、マー君さんの言うように女性の肝気鬱結にはとてもいいと思います。
あとはやはり寒熱の問題で女性の場合はやはり冷えていることが多いように思います。
肝陽虚の場合には暖肝煎があると思いますが、柴胡疏肝散に小茴香や呉茱萸、あるいは青皮などを加えてもいいと思います。

投稿: パロタン | 2011年4月 9日 (土) 00時45分

パロタンさん、ありがとうございました。
そういえば、先生たちが理気薬は耗気だし、乾かす作用が強いから気をつけろと言っていたのを思い出しました!試験にも出たはず(笑)。
枳殻は保険収載ではないんですね。収載品をちゃんと調べたことがないので、みてみます。
患者さんの状態は、教科書通りの一つの証ではないので、加減が大事なのが分かりました。
勉強することが、一杯です(泣)。

投稿: まー君 | 2011年4月 9日 (土) 06時51分

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