カテゴリー「医療」の3件の記事

楽しいおしゃべり会

今日は、前から時々参加させてもらっている患者さんたちの集まりに行ってきました。

今回は、お薬に関する質問を個別に受けるということで、順番にお話しを伺いました。

複数の医療機関にかかっていて、お薬をもらっているので飲み合わせが心配、漢方薬を何か試してみたい、といったお話しを伺いながら、つくづく感じました。

薬局ではなかなかゆっくりお話しをする余裕がない・・・。

私自身は、病院で診察を受けるのに時間がかかり、さらに薬局で薬をもらうのに時間がかかるので、薬を手渡される頃には、すぐに家に帰りたいんだろうなと考えていました。

が、よく話を聞いてみると、薬局で病気の一番最初から説明していくのは気が引けるというものもありました。

ということは、応対する私たちもゆっくり話を聞く雰囲気になっていないことでもあります。

改めて、明日から患者さんへ向き合う際に心に留めておきたいことが分かりました。

こういう機会をもらえるのは幸せなことですね。

| | コメント (0)

知ーらないうーちに

最近、ちょっと更新頻度を上げてみました(笑)。

タイトルは、今TVで流れている「なっちゃん」のCMから取っています。

うちの病院は、精神科なので、当然抗精神病薬というものが沢山そろっています。

その中で、リスパダールというお薬は色々な剤形があり、うちの病院は粉、錠剤、液、注射を取り揃えています。

この液なのですが、ちょっと苦みがあり、一説にはグレープフルーツ的らしいのですが、他の飲み物に混ぜて飲ませることもよく行われます。

しかし、この液剤、紅茶、ウーロン茶、緑茶及びコーラに混ぜると、ぐーんと有効成分の量が減ってしまうというデータがあります(コーラは外国のデータ)。

そのため、上記の飲み物には混ぜないように、外来でも患者さんには紹介しています。

が、なんとある病棟でずーっと緑茶に混ぜて飲ませていたことが判明!

発覚したのは、あるDrからの電話でした。

「もしもし、リスパダールの液ってたしかお茶に混ぜちゃいけないんですよね。」

「はい、そうです。一覧表があるので、ダメなものといいものを読み上げますね。」

「紅茶とウーロン茶と緑茶とコーラはだめです。牛乳や、オレンジジュースのなっちゃん、麦茶、ドリップコーヒーは特に含量の低下は見られないので、大丈夫です。」

「そうですか・・・。」

「あ、先生、○○さんに投与されるんですか?そういえば看護師さんからコーヒーに混ぜて飲ませていいか問い合わせがあったんです。」

「違うんです。○病棟では、全部緑茶に混ぜて飲ませているみたいなんです。薬局としてはそういうアナウンスはしていないんですか?」

「えー、多分採用の時に説明していると思いますが、とりあえず今は一覧表をコピーして○病棟さんへ渡しますね。ほかの病棟への対応は、薬局長に話してから行います。」

で、薬局長をつかまえて確認すると、「採用の時に、何回も説明会をやったのよ・・・。」

といっても、月日が経つと、看護師さんのメンバーも変わり、情報カードもなくなりと結局守られなくなっていたようでした。

意識していないと、人間楽な方に流されますので(笑)、知らないうちにルールが変わっていたなんてことになりかねません。

私も気をつけなきゃ。

| | コメント (0)

国家基本薬物目録

8月18日に国家基本薬物目録が発表されました。

これは、WHOなどでも取り上げられているエッセンシャルドラッグの中国版という感じでしょうか。

HPを調べると一般用医薬品リストと訳しているものもありましたが、「基层医疗卫生机构配备使用部分」となっているので、小区などに設置されている小さな医療機関に最低限備え付けておくべきものという感じではないかと思います。

中国は広いので、都市部と農村部の医療格差が問題となっているようですが、医療の公平性を確保するために、医療改革が行われているようです。

このリスト、第1部が化学薬品&生物製剤で合計205種類、第2部は中成薬で102種類、第3部は中薬飲片で、これは中華人民共和国薬典やその他の衛生部の発表している基準に順ずるようです。

基本リストということで、日本の医療用医薬品に比べるとかなり数が絞られています。

例えばセフェム系の抗生剤は4種類(セファゾリン、セファレキシン、セフロキシム、セフトリアキソン)、降圧剤にはARB(アンジオテンシンⅡレセプターブロッカー)は含まれていないようです(Compound Hypotensive とあるけれども、中国語では复方利血平氨苯蝶啶と書いてあるので、レセルピンの合剤みたいです。)

喘息の薬もサルブタモール、アミノフィリン、テオフィリンの3種類です。抗がん剤はリストに入っていません。

この基本リストは、基本医療衛生の需要、剤型の適切性、価格の合理性、需要に応じた供給量を保障できることなどを考慮して設定されているとのこと。

こうみると日本でも話題になったことのあるプライマリ・ケアのための薬剤リストのようですね。対応できないものはきっと大病院で治療を受けることになるのでしょう。

久しぶりに薬剤師らしいことを書いたようなcoldsweats01

| | コメント (2)